厚生労働省による第六次改定「日本人の栄養所要量・食事摂取基準」では、健康に必要な食物繊維の量は、成人1日あたり20~25gを目安にするのが適当と記されています。しかし、現代人の食物繊維の摂取量は、平均15.2g※しか摂られていません。
精麦には、生活習慣病(成人病)などの予防や治療に有効な「食物繊維」が、精白米の17~19倍も含まれています。また、ビタミンやミネラルなども一緒に補えます。
※平成17年度国民栄養調査より
| 成分名 | 精麦 (押麦) | 精白米 |
| エネルギー (kcal) | 340 | 356 |
| たんぱく質 (g) | 6.2 | 6.1 |
| 脂質 (g) | 1.3 | 0.9 |
| 炭水化物 (g) | 77.8 | 77.1 |
| 無機質 (mg) | ||
| カリウム | 170 | 88 |
| カルシウム | 17 | 5 |
| マグネシウム | 25 | 23 |
| リン | 110 | 94 |
| 鉄 | 1.0 | 0.8 |
| 亜鉛 | 1.2 | 1.4 |
| ビタミン (mg) | ||
| E (α‐トコフェロール) | 0.1 | 0.1 |
| B1 | 0.06 | 0.08 |
| B2 | 0.04 | 0.02 |
| B6 | 0.14 | 0.12 |
| 食物繊維 (g) | ||
| 水溶性 | 6 | Tr※ |
| 不溶性 | 3.6 | 0.5 |
| 総量 | 9.6 | 0.5 |
(五訂増補 日本食品標準成分表より)
※Tr:微量
食物繊維は、「人の消化酵素で消化できない食品中の難消化性成分」の総称です。かつては栄養素ではなく、不要なものと考えられていましたが、食物繊維のさまざまな生理的作用が科学的に解明されるにつれ、「第6の栄養素」として見直されるようになりました。
食物繊維は大きくわけると、水に溶ける「水溶性食物繊維」と、水に溶けない「不溶性食物繊維」があり、それぞれ異なった働きをしています。

体内でほとんど変化せずに腸に達し、腸内の食品を取り込んで便の量を増やし便通をよくします。このことで便の大腸通過時間が短くなり、有害物質をスムーズに排出するので大腸疾患の予防にも力を発揮します。

体内で水分を吸収してふくらみ、腸の食品と混ざり合いゆっくり進み、消化吸収を緩めます。
この働きで血糖値の急激な上昇を抑え、血中コレステロールが低下するため、糖尿病や高脂血症などの予防や治療にも有効です。
大麦に含まれるβ‐グルカンは、水溶性食物繊維のひとつで高脂血症や糖尿病の予防効果があることが、国内外の研究によって明らかになっています。β‐グルカンは、大麦穀粒の中心部分に多く含まれるので、大麦を精麦製品や大麦粉に加工してもその価値が変わることはありません。